融合しながら、自分らしくあること
木曜日は楽しみにしていた、根津まなみちゃんとのツーマンライブ。とっても良い夜になりました。
8ヶ月ぶりのバンド編成でのライブでした。メンバーは、お馴染みの宮川純くんと越智俊介くん、そして初参加で頑張ってくれた彦坂玄くん。彦坂くんはいつも叩いてくれている伊吹くんの後輩にあたります。
弾き語りソロでももちろん自分の音楽だけど、私の中にある音楽の全容はひとりじゃ表現しきれない。でも誰とでもそれを共有したり表現できるわけじゃなくて。
理解して、広げてくれる稀有なメンバーに改めて感謝だなぁと思いました。
一見、他者と混ざり合ったら、自分の色は薄れたり、かき消されてしまうように思える。
だけど、融合しながら、より自分らしく、相手もそのひとらしくいることは不可能じゃない。お互いを尊重しながら、ひとつになることはできる。簡単じゃないけれど。
これは音楽を超えて、私がずっと考えてきたテーマだったことをふと思い出しました。
実は大学の卒論にも書いたテーマです。
(「両性具有論」というタイトルで…この話はまた機会があれば)
そんなことを思いながら、この日に最後「LIFE」を歌ったとき、
私のなかにはryuchellさんのことがありました。
ryuchellさんの訃報を知ったときはあまりのことに言葉を失いました。
自分らしくいきようと、ずっと愛をもって、
諦めずに実現していく姿を多くのひとに見せてきてくれたryuchellさん。
その存在に救われてきたひとが本当にたくさんいると思います。きっと身勝手な視線や重圧に耐えながらも大きな決断をして、新しい愛や家族の形を示してくれて。どんどん美しく、輝いていた。それなのに、そんなひとがありのままでいきることがこんなにも難しい社会にしてしまった。自分らしくあること、それは当たり前の幸せなのに、求めることを非難される社会。それが猛烈に悔しかった。
すべてのいのちが祝福されて、
あらゆるひとが幸せにいきることを応援される社会にしたい。
そのためにできることをやっていきたいです。